私は、日本ホームヘルパー協会兵庫県支部の会長を務めさせて頂いている関係で先日、三重県支部の研修に参加する為に四日市市まで行って参りました。その研修の後半では厚生労働省の方にお越し頂いて来年の法改正に向けた障害福祉制度と介護保険制度の両制度の展望についてお話してくださいました。専門家の方のお話は大変参考になり、来年の法律の改正に向けての方向性や事業を運営する者としての様々な提案を頂きました。
日本ホームヘルパー協会兵庫県支部を立ち上げたのが平成28年のことでした。以来、尼崎市包括支援担当や尼崎市子ども相談支援課、尼崎市健康増進課の方々と様々なやり取りをする機会が増え、私の行政機関を見る目も随分変わりました。「地域包括ケアシステム」とは、まさに官と民が一体となって取り組まなくてはならないお仕事であると私は認識しております。行政機関の方々を批判的に見たり理想論ばかり訴えたりするばかりではなく、時として柔軟に与えられた条件の範囲内で出来ることを考えるのは、私たち民間事業者に与えられた使命であるとさえ思います。
私たちヘルパー事業所は、行政が主導となって制度の内容が決められ、報酬が決められます。かつて行政機関の監視の目を軽視して、監査が入っては統廃合を繰り返して、最終的にはマスコミに叩かれて廃業に追い込まれた上場企業が有ったのは記憶に新しいところです。官にも民にも情熱的で一生懸命な方がたくさん居ます。更なる良い地域社会を目指して、より良い社会づくりに貢献するべく、日本ホームヘルパー協会兵庫県支部での活動を大切にして参りたいと思います。
写真について
早いもので、子ども食堂をオープンして1年が経ちました。毎日スタッフが来て子供たちの相手をしてくれています。最初の頃はなかなか子供が来なくて寂しいスタートだったのですが、最近の悩みは自転車置き場に置けないくらいにたくさんの子供たちが来てしまい、近隣に少し迷惑を掛けてしまっている点です(笑)。子どもたちにとって、より良い居場所作りを目指して日々スタッフ達は頑張ってくれています。