社長のきまぐれ通信 MatsumoTalk

東日本大震災で原発事故が起きて以降、「風評被害」と言う言葉がよく聞かれるようになりました。根拠のない噂の為に被害を受けた際に用いる言葉なのですが、コロナ禍においてもこの風評被害は後を絶ちません。施設や事業所で陽性者やクラスターが発生した場合、誰が陽性になったのか個人を勝手に特定したり、その人の家族構成までが広まったりと根も葉もない噂は決して許されないものだと思います。

今日は、風評被害について私の見解を二つ述べておきたいと思います。

最近よく使われるようになった「風評被害」と言う言葉には、決して風評被害とは言えないものも有ると言うこと。つまりは、悪い噂を流されても仕方のないような立ち振る舞いをしておきながら、悪い噂が流れるとすぐに「風評被害だ!」と訴えて被害者面(づら)している人が多いのではないかと思う点が一つです。己の行動を一度振り返ってみることが大切だと思います。

もう一つは、悪い噂を流す人の人間性の問題です。対象とされる人物や組織に対して明らかな悪意持っていたり、又は自己の優位性を主張する為の道具として風評被害を利用したりする方々についてです。そのような方々は、己の人間性の醜さに気付けない愚かさを知るべきではないかと思うのです。

両者共に私たち医療・介護の現場で多く見かけられる場面だと思いませんか?共存共栄の精神を忘れないようにしたいものですね。

 

写真について

尼崎市内のとある駐車場で日課となっているスズメたちの朝ごはん。最初は数羽だったのですが、最近では30羽前後のスズメたちが私の到着を待ち構えるようになりました。私が投げる小さくちぎったパンを必死で食べる姿が可愛くてたまりません。これも年を取った証拠なのでしょうか?