社長のきまぐれ通信 MatsumoTalk

子供の頃、やんちゃだった私はよく大人に叱られたものでした。記憶を辿ってその叱られた時のことを冷静に思い起こしてみると、全てが叱られても致し方ないものばかりかと言うと、以外にそうでもないことに気付きます。子供なりに正当な理由が有ってやっていることや、叱られるに値しないことであっても、大人が怒っている表情を見るだけで萎縮してしまい、自分が悪いことをしていると思ってしまったり、納得もしていないのに謝らされたりしていたことが思い起こされます。

これが大人同士だった場合、「パワハラ」や「モラハラ」と言った言葉で主に地位の高い側が訴えられるケースを良く耳にしますが、先日、中学校の教諭とお話をしていたところ、最近では、教職員の方が保護者から攻撃を受けることが圧倒的に多く、心を病んでしまう先生方が後を絶たないそうです。

そもそも地位や立場の違いが存在するだけでも、真実が違って見えるのが当たり前なのに、互いが互いの地位や立場の違いを理解し合うという歩み寄りもせずに、自分の意見や感情を一方的にぶつけて来る「アダルトチルドレン」が多くなっているように思えてなりません。

大人と子供、男性と女性、上司と部下、先生と教え子。例え地位や立場が違っていても、お互いが冷静に思いの内を語り合えて、お互いが平等な社会を作り上げる努力を怠ってはならないと感じる今日この頃であります。

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写真について
利用者様が飼われている老犬のミニチュアダックス「スコール君」です。最近、長年の相棒だったチワワを病気で亡くして少し元気がありませんが、ご病気の利用者様を見守り続ける心優しい番犬君に、いつまでも長生きしてねと願うばかりです。