たまたまですが、私はこの春、一気に5名の利用者様のケースワークを無償でお引き受けすることになりました。誰かがそれをやらなければ、既存のサービスや社会資源だけでは、在宅生活を続けて行くことが困難な状況に置かれている方々です。
経営者と言う立場にある私が、何故そのような仕事に没頭するようになったのか。それは、介護の仕事を通じて様々な方々との出逢いが導いてくれた私なりのスタイルなのです。何らかの理由や事情により、ここまで思い通りの人生を歩むことが出来なかった人達の人生の再出発をお手伝いすることこそが、自分に与えられた使命(ミッション)であると確信しているからであります。
決して感謝されるばかりではありません。時として邪魔な存在として扱われたり、また時として私の言動に傷付けられたと訴えられたり。なかには、余り良い別れ方が出来なかった人も居ます。全く違った価値観で生きてきた人や何らかの病気や障害によって、正しいものと間違ったものの区別が付かなくなった人と渡り合って行くことは容易なことではありません。それでも、私は諦めずに使命(ミッション)を遂行して参りたいと思っています。
「目の前の一人を救える者が、万人を救える」私の大好きな映画のワンシーンに出て来る言葉です。今日も目の前の一人ひとりと向き合いながら、いつか私もこんなセリフが言える人間に成長したいと思っています。
写真について
皆さんもご存知の通り、私はボランティアでのお弁当作りを毎日欠かさず行っているのですが、最近よく悩むのが、今日はどこのスーパーで買い物をするのか。頭に描いた献立から、何処のスーパーで買えば良いのかを選択します。写真はついつい財布の中に貯まってしまうレシートの数々です。まさに「おかん」感覚が身に付いてきたこの頃です。